2019年12月01日

エトナ火山の爆発

第7巻 第42章 分水嶺

折しも、轟然たる大音響聞ゆると見る間に、東北の天に当つて黒煙濛々と立ち昇り、大岩石は火弾となりて地上に落下し来りぬ。一行はこの爆音に思はず歩みを止め、しばし途上に佇立して、その惨澹たる光景を遥にうち仰ぎける。
面那芸『モシモシ、あれは何処の山が破裂したのでせうか。吾々の前途を祝するのでせうか、あるひは悪神が呪つてるのではありますまいか』
祝姫『いいえ、吾々は神様の御用のために斯うして天下を遍歴する者、天地の大神様は我々の一行の門出を祝するために、煙火を上げて下さつたのでせう。最前も日の出神様が有為転変の世の中ぢやとおつしやつたでせう』
面那芸『さうでせうかな。それにしても余り大きな音でした。私は耻しい事だが、胆玉が転覆しかけましたよ』
日出神『アハヽヽヽヽ、も一寸面那芸さま、度胸をしつかりせないとこンな事ではない、今かうして吾々の通つてゐる大地が爆発するかも知れない。その時には貴方は何うする心算だ』
面那芸『さあ刹那心ですな。善悪正邪の分水嶺、一寸先のことは分りませぬわ』
日出神『さうでせう、さうでせう。しかしこの世の中はすべて神様の意の儘だ。今破裂したのは、あれはヱトナの火山だ。タコマ山の祭典の時に、爆発して以来、今日まで鎮まつてゐたのだが、又もや突然爆発したのは吾々に対する天の警告だらう。竜宮城の言霊別の神はヱトナ火山の爆発した一刹那、悪神に毒を盛られて大変に苦しまれたといふことだ。吾々も注意せないと、筑紫の都へ行つて、何ンな悪神の計略の罠に陥れられるやも知れないから、気を付けなくてはならぬ』
高照彦『さういふ時には吾々はどうしたらよろしいか』
日出神『別に何うするも斯うするもありませぬ。ただ天地を自由にし、風雨雷霆を叱咤するといふ神言を、無駄口を言ふ暇があつたら、奏上さへすれば凡ての災は払はれて了ふのです』

エトナの火山はよく爆発しているので、何らか特別な警告ということもないと思います。
祝詞では、果たして止まるのでしょうか?
でも、爆発の写真は、すごいですね。
物語の、バックグラウンドのイメージに良いかも知れません。

2019年7月20日 大噴火したイタリアのエトナ火山


posted by 狭依彦 at 12:26| Comment(0) | 霊界物語第07巻 | 更新情報をチェックする

国治立の神=エンキ?

2006年に私・狭依彦が書いた記事を校正しました。
なかなか、すごいことを考えていたものです。

第7巻 第28章 不思議の窟は日の出神がアフリカに上陸する話の一部です。

日の出神は常世の国(アメリカ)に行こうとしていたが、風の都合で船がアフリカに着いてしまいました。

上陸した場所はアフリカの熊襲(くまそ)の国。それから山奥に入ったところで天然の洞窟群を見つけます。そこでは、三五教の小島別が「髪の毛の赤い、顔の炭ほど黒い、やや赤銅色を帯びた」男達と口論していました。男達は「ここは、常世神王の領分で三五教の宣伝歌を歌うな」と言います。

男達は小島別のことを「天から降ってきた神さまの化物かも知れない」と言っています。

そこに、「奥深き洞窟の中より、茫然として白き怪しき影が、蚊帳を透かしてみるがごとくぼんやりと現れ、不思議な声で、『ここは常世神王の隠れ場所と造られた、一大秘密の天仙郷、この八つの巌窟は、八頭八尾の大蛇の隠れ場所である。自分は八岐の大蛇の大棟梁、蛇々雲彦(じゃじゃくもひこ)である』と名乗り、小島別の過去の行状をあばき、責め立てます。

ここで、白き影は自分を「オニ神」と言う。このオニは「鬼」の一番上の点をとった字です。

小島別は自分の行状を責められ、実はこの神は尊い神であると思います。
そして、「あなたはウ丶丶丶ウシト丶丶丶トラ」とつぶやきます。

この場所に、日の出神と一緒に来ていた祝姫(はふりひめ)は「この場所は天の岩戸ではないか?この神は国治立の神の命の分魂、建日の別の大神は、天の岩戸を開かむと、導きたまふ親心」と歌い、この神が建日別神であることを示唆します。

日の出神は「ここは尊き神様の御隠家、建日別とは仮りの御神名、やがて御本名を名乗り玉ふ時も来たるべし。貴下は此処へ永らく鎮まりて、この巌窟の前に宮を建て、純世姫命の御魂を祭り、熊襲の国の人民を守つて下さい、吾々はこの山を越えて肥の国に行かねばなりませぬから」と言い、小島別が建日別と名乗り、この巌窟を永遠に守護することとなりました。

これ、追放された国治立の神がここに隠れていたのですよね?

ところで、この場所は、現在のジンバブエの場所ではないかと狭依彦は思っています。
アヌンナキの金鉱山があった場所。確か、エンキがここにいたことになっていたと思います。

国治立の神=エンキ、あり得たらすごいですね。

また、面白い話もあります。

2006年12月05日

7万年前の蛇儀式

世界最古の儀式が発見された:7万年前のヘビを崇拝する儀式

ボツワナで新たに発見された考古学的遺物によって、我々のアフリカの先祖は7万年前に儀式を行っていたことが分かった。これは、ヨーロッパで最古とされているよりも3万年も古いものである。この衝撃的な発見によって、アフリカが新人のゆりかごであったという説が強化された……

……彼らの創造神話によると、人類はpython(【名-1】大蛇、ニシキヘビ 【名-2】〈俗〉ペニス 【@】パイソン)の子孫であり、丘の周りにあった古代の不毛な川床は、大蛇が水を求めて丘を取り巻いたことから作られたという。

この写真がどこから来たのか分かりませんが、アフリカで撮られたものなら、アフリカにも八岐大蛇がいたことを示唆しているのでしょう。

pyto1.jpg

国治立の神=エンキ=八岐大蛇とは言う気はありません。


posted by 狭依彦 at 12:09| Comment(0) | 霊界物語第07巻 | 更新情報をチェックする

天の御柱、国の御柱、撞の御柱

天の御柱の神、国の御柱の神、撞の御柱の神の3柱がおられます。
そのままずばりの箇所があります。

第6巻 第21章 真木柱
伊弉諾大神の又の御名を、天の御柱の神といひ、伊弉冊大神の又の御名を、国の御柱の神といひ、天照大神の又の御名を、撞の御柱の神といふ。

私はこれで、天の御柱=伊弉諾大神、国の御柱=伊弉冊大神、撞の御柱=天照大神と思い込んでいましたが、実は御柱は職名でした。

第6巻 総説
諾冊(なぎなみ)二尊の、淤能碁呂嶋(おのころじま)へ御降臨ありし後は、伊弉諾の大神、八尋殿を造りて、これに造化の三神を祭り玉ひ、同殿同床の制を布き、伊弉冊尊を、国の御柱神として、地上神政の主管者たらしめ玉うたのであります。

物語の第7章では、神名を並べる時に天の御柱=伊弉諾大神、国の御柱=伊弉冊大神、撞の御柱=天照大神が並んでいない箇所が目につきます。

第7巻 第26章 アオウエイ
『我々は、畏れ多くも天教山に現はれ給へる撞御柱大御神、天御柱大御神、木花姫の神教を開かせたまふ黄金山下の三五教の守神、埴安彦神の宣伝使小島別なるぞ。・・・』

第7巻 第40章 三人奇遇
日出神『貴下は熊公と仰せになつたが、初めてお目にかかつた時より、凡人ならじと睨ンでおきましたが、果して我が推量に違はず此国の大酋長なりしか、重ね重ねのお心遣ひ感謝の至りに堪へませぬ。我々は神伊弉諾大神の落胤にして、日の出神と申すもの、世の大立替に際し撞の大神は天の浮橋に立ち、それより天教山に降り玉ひて八百万の国魂の神を生ませ玉ひ、我々をして国魂神を間配らせ玉ふのであります。この後はどうか私の指揮に従つて貰ひたい』
日の出神も高照彦神も此奇遇に神恩の深きを感謝し、直に神籬を立て国治立大神、豊国姫大神、伊弉諾大神、撞の御柱大神を鎮祭し、天津祝詞を奏上し、一同歓びを尽して宴会を閉ぢたりにける。

なお、第40章 三人奇遇は、すごい章です。
伊弉諾大神の子供、国治立大神の子供、神素盞嗚の大神の子供が出てきます。
このあたりは、非常に難しいですね。
国治立大神の子供なんて、あり得るのでしょうか?

さて、DBを「撞の御柱」検索してみると、撞の御柱=天照大神とは言い切れない箇所がいくつかあります。
霊界物語のこのあたりの章は、古事記を下敷きにして書かれているはずですから、天照大神を外すわけにはいかなかったのでしょう。

こうやって、細かいところを詮索してゆくと、霊界物語はところどころに埋め込んである皇国史観を外して読まないと意味がとれないと思いますが、さて、誰がどうやって外すのでしょう。
難しい問題です。


posted by 狭依彦 at 11:48| Comment(0) | 霊界物語第07巻 | 更新情報をチェックする

日の出神の言葉

そこだけ取り出すと説教臭いですが、物語の中で、滑稽話なども交えて、語られると、じーんとしみてくるような言葉があると思います。
ぜひ、物語の中で読まれることをお勧めします。

第7巻第29章 山上の眺

日出神『・・・我々は翌日の事は心配しなくてもよい。今と云ふこの瞬間に善を思ひ、善を言ひ、善を行つたらよいのだ。我々はその刹那々々を清く正しく勤めて行けばよい。取越苦労も過越苦労も、何にもならない。一息後のこの世は、もはや過去となつて吾々のものではない。また一息先といへども、それは未来だ。人間の分際で取越苦労をしたり、過越苦労をしたつて何にもならない。マア何事も神様に任したがよからうよ』

第7巻 第36章 豊日別

日の出神は憐れを催ほして、

『人間は総て神様の分霊であります。生れつき悪人は一人も無い。唯心の弛みより種々の悪魔に左右されて、悪行を為すのであつて、決して肉体の所作ではない。肉体は皆その悪神に使はれるのであるから、そこで神様は直日に見直し、聞き直し、宣り直し給ふのである。又その悪魔と雖も、心を改むればきつと御許しになるのである。况して神の分霊たる人間の貴方、必ず御心配あるな』


posted by 狭依彦 at 11:04| Comment(0) | 霊界物語第07巻 | 更新情報をチェックする

2019年11月19日

大台ケ原物語

この物語は、第7巻の1章から8章までです。ここでとりあげるのは、主に6章までです。

この部分、なかなか込み入っています。

読者の皆さんも読んでみてください。
これまでの章の基礎知識はいらないと思いますが、登場人物(神)で、日の出神、康代彦と真鉄(まがね)彦は「正義」、八岐大蛇とウラル彦は「悪」と考えればよいでしょう。
神素盞嗚の神は霊界物語では主役、当然「正義」です。
他の登場人物(神)は初出です。

オニドで読むことができます。
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0701

また、古事記でのイザナギ、イザナミが生んだ神様のうち、最初に産んだ大事忍男神(おほことおしを)、石土毘古神(いはつちびこ)、石巣比売神(いわすひめ)が出てきます。また、大戸日別神(おほとひわけ)、天之吹男神(あめのふきを)という名前も出てきます。
古事記で出てくるのは、名前だけですから、名前を使っているだけだと思っておけば良いと思います。これらの古事記の神名の神様は、とりあえず「正義」と考えておきましょう。
(WIKI)

二度読んでもらえばよいと思いますが、一度目は普通に、二度目は「大事忍男」は誰なのかに集中して読んでみましょう。
この大台ケ原物語では、偽称、偽名は出てくるし、登場人物(神)の立ち位置が複雑で、普通に読んでいると、意識の上面を滑ってゆくだけのように思います。
私も、これまでは、ただ「読んでいる」だけでした。
しかし、今回読んでみて、やっと内容がつかめました。

ここからは、全く読んでいない人には「ネタバレ」になります。

第5章日出ケ嶽で物語の大団円が示されます。

大事忍男神は大台ケ原の守護神となり、石土毘古、石巣比売は、この巌窟を住家とし、国土を永遠に守護し玉ふ事となりける。

大事忍男神は最初「白髪異様の老神」と描写されていますが、最初に登場した時から最後逃げてゆくまで「偽物」で、八岐大蛇の化身だったのです。
本物の大事忍男神については、説明に名前が出ているだけで、物語中には出てきません。
石土毘古、石巣比売も、自分は「邪神」であると偽って、八岐大蛇に対処しています。
また、盤古神王の名前も出てきますが、これも、その名前を偽っている者が複数いて、分かりずらくなっています。
私は、この分かりずらさは、この部分に、重要なメッセージを隠してあるのではと感じています。

(1)不思議な歌

日の出神の生魂
康代の彦の幸魂  真鉄の彦の荒魂
三つの魂と現はれて  神素盞嗚の神となり

霊界物語の主役である「神素盞嗚」は、霊界物語7巻で3回目の登場です。

1回目は霊界物語の最初も最初。「序文」です。
この部分は非常に重要だと思いますが、「説明」として出ています。

2回目は第5巻41章に出てきますが、歌の中に出てきて、私にはあまり重要とは感じられません。

そして、3回目がこれ。
康代彦と真鉄(まがね)彦は1巻から出ていますが、1巻は非常に人名(神名)が多く、あまり記憶に残らないのですが、この二人もさほど重要な神という記憶がありません。

日の出神+康代彦+真鉄彦=三つの魂=神素盞嗚の神
ということでしょうか?

通常、幸魂、荒魂は一霊四魂の一つとして出てきて、荒魂、和魂、幸魂、奇魂で四魂です。
ところが、ここでは幸魂、荒魂、生魂(いくみたま)と並んでいます。

生魂は「動物の霊」として使われている場合が多いですが、ここではどのような意味でしょうか。

また、三神については、天御中主大神、高皇産霊神、神皇産霊神で造化三神として使われます。
これは、宇宙の原因となった独一真神を見る時のVEIW(ビュー)=見方、つまり、対象は一つですが、3つの方向から見ると別々の三神に見えるということでしょう。
自分でも答えは持っていませんが、ここでの神素盞嗚の神は「働き」としてとらえたらどうかと思います。

(2)日の出神は誰の子供か
日の出神はこの巻までにかなり活躍をしている大道別の荒魂、奇魂です。
第4巻32章

大道別は恐縮しながら、国祖大神に目礼し、八王大神その他の神司らに一礼し直ちに御前を退出し、そのまま竜宮海に投身したりける。その和魂、幸魂はたちまち海神と化しぬ。国祖はこれに琴比良別神と名を賜ひ永遠に海上を守らしめたまひ、その荒魂、奇魂をして日の出と名を賜ひ、陸上の守護を命じたまひぬ。琴比良別神および日の出の神の今後の活動は、実に目覚しきものありて、五六七神政の地盤的太柱となり後世ふたたび世に現はるる因縁を有したまへるなり。


この前の巻では、日の出の神の前身大道別は高皇産霊神の御子となっています。

第6巻23章

高皇産霊神の御子たりし大道別は、日の出神となりて神界現界に救ひの道を宣伝し、此度の変によりて天教山に上り、それより天の浮橋を渡りて日の御国に到り、仏者の所謂大日如来となりにける。神界にてはやはり日出神と称へらるるなり。


また、大台ケ原物語より後の41章では、神伊邪那岐の大神の子供になっています。

第7巻41章

畏れ多くも神伊邪那岐の大神の珍の御子たる、日の出神に吾が素性を打ち明かし、


さあ、どうなっているのでしょうか?
高皇産霊神の方は、天御中主大神、高皇産霊神、神皇産霊神で造化三神の1つ。私の考えでは独一真神ということになります。

第6巻1章

この天御中主神の霊徳は、漸次宇宙に瀰漫し、氤氳化醇して遂に霊、力、体を完成し、無始無終無限絶対の大宇宙の森羅万象を完成したる神を称して大国治立尊(一名天常立命)と云ひ、ミロクの大神とも云ふなり。
 宇宙の大原因たる、一種微妙の霊物、天御中主神の無色無形無声の純霊は遂に霊力を産出するに至れり。これを霊系の祖神高皇産霊神と云ふ。次に元子、所謂水素(また元素といふ)を醸成した、之を体系の祖神神皇産霊神といふ。霊は陽主陰従にして、体は陰主陽従なり。かくして此二神の霊と体とより一種異様の力徳を生じたり。之を霊体といふ。

この話題はこのあたりにしますが、いろいろ考えさせる歌です。

(3)第2章の歌
ちょっと長いですが、「今より十年のその昔」と「十年」という具体的な数字が出てきますが、霊界物語ではあまり具体的な年数は出てこないので、唐突な感じがします。
霊界の出来事を見る場合は、時間は分からないものなので、変な表現ではないでしょうか。
この歌にも、何か意味が含ませてあると思います。

第7巻2章

『世は常闇となり果てて
黄泉国に出でましし
国の御柱大神の
見立て給ひし八尋殿
真木の柱の朽果てて
倒れかかりし神の世を
起し助くる康代彦
心も堅き真鉄彦
天津御国に現はれて
瑞の御魂と諸共に
この世の元を固めむと
天津誠の御教を
天と地とに隈もなく
行き足らはして神の世を
いと平けく安らけく
親の位を保ちつつ
漂ふ国を弥堅に
締め固めたる大事の
忍男神の現れまして
神政成就成し遂ぐる
吾らは神の御使ぞ
千代に八千代に日の本の
礎堅く搗固め
神世の長と成り出でて
教を四方に敷島の
吾は康代の司なるぞ
吾は真鉄の司なるぞ
いま汝が前に現はれて
大事忍男神と云は
ウラルの山に蟠る
八岐大蛇の化身にて
今より十年のその昔
この神山に立籠り
瑞穂の国の中国の
神の胞衣をば打破り
この世を乱す深企み
これの深山に隠ろひて
数多の邪神を狩集め
再挙を図る浅間しさ
天の御柱大神は
魔神の企みを悉く
覚らせ玉ひて現世を
千代に八千代に康代彦
堅磐常磐に真鉄彦
造り固めて浦安の
日出づる国の礎を
照らす日の出の大神ぞ
仕組も深きこの山に
導き玉ふ雄々しさよ
東南西に海原を
控へて聳てるこの山は
難攻不落の鉄壁ぞ
汝が命はこの山に
堅磐常磐に鎮まりて
天津日嗣の皇神の
御位を守り奉れ
吾は左守の司となり
大和嶋根の神国を
真鉄の彦の弥堅に
弥常久に揺ぎなく
治めてここに立岩の
深き企みを打破り
曲神の悉平げむ
康代は右守の神となり
荒浪猛ける浮嶋を
神の稜威に搗固め
康代の彦の神となり
浦安国の心安く
千代に八千代に守るべし
朝日の直刺す神の山
夕日の直刺す神の峰
百山千谷のその中に
聳り立ちたる大台が
原の御山と永久に
日の出神と現はれて
天教地教の神々の
教を守る朝日子の
日の出神と成りませよ』

「天津日嗣の皇神の 御位を守り奉れ」は天皇系の用語ですね。

posted by 狭依彦 at 22:26| Comment(0) | 霊界物語第07巻 | 更新情報をチェックする
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